【副菜】こねり

大分県の郷土料理です。知名度はあまりありませんが、
茄子の夏らしいピリッと辛いお料理です。

祖母が大好きなメニューで、彼女は夏にこねりを食べる事を楽しみにしていました。
材料と出来上がりは主食のようですが、おかずです。
白いご飯にのっけて食べます。

こねりを説明すると『お好み焼きをおかずにする感じ?』と聞かれますが、
うーん、私の感覚では、お好みよりもう少しおかずっぽいです。
『今日はこねりだけでお昼ご飯をすまそう!』てことはないので。。
(お好み焼きは、それだけで成立する料理だと思います。)

他のご自宅や大分の郷土料理屋などで食べた事がないため
レシピの精査はされていませんが、
茄子好きでしたら、あまりお目にかからないふしぎな料理なのでチャレンジしてみてください。
中華屋さんで、『なつのナスフェス』でなす味噌とかやってたら
すかさず頼んじゃうよ!って感じの方におすすめです。(自分が結構そうですw)

そういえば、一度だけ大分のおばちゃんがつくっているのを
TVでみたことがあります、それは味噌味にしていたような…
(うちは醤油味です)

材料(3人前位)

  • 茄子 普通サイズで4本位
  • 小麦粉を
  • だしじゃこ3本位
  • 鷹の爪 1〜2本
  • 醤油、ごま油かサラダ油、酒
  • お好みで おかか等 適当

1.茄子はへたをとって、水にさらします。省いてもよいと思いますが、実家では必ずやってました。

2.5分〜10分さらしたら、ざるにあげて水気を切ります。この量だと水が茶色に。

3.じゃこを割いておく。鷹の爪は小口に切って種は好みでいれる(辛くなります)
4.フライパンにサラダ油かごま油を入れて熱し、割いたじゃこ、鷹の爪を入れます。

5.パチパチいったら、茄子を投入。しばらくすると量がグンと減ります。

6.そこでお酒、塩、醤油で味を整える。

7.味は濃いめで。とろみの水とき小麦粉をいれますとうすくなります。

8.最後は、ごま油で風味付け。完成!

おかかを飾ると湯気でゆらゆらと、楽しいです。

できたてが一番ですが、冷えてからも不思議なおいしさが。
そういえば、冷汁も大分。夏をおいしく乗り切る工夫が各地にあるのですね。きっと。

酒は、麦焼酎もいいし、麦酒もいいです。芋もあるだろうな。
唐辛子ものなので、泡盛もよいかと。南のお酒はなんでもよさそう。
ラムは甘いからどうかしら? 苦笑

のろのろとブログを編集していたら、
今日が、こねり好きの祖母の誕生日&命日となりました。