【どんぶり】鶏だしの変わり冷や汁

夏は冷や汁とコネリをいただく。
大分出身の両親が作ってくれた暑い時期の定番です。

九州の冷や汁は、お魚ベースの出汁で味噌味。
それをアレンジして鶏出汁の塩味でいただきます。
主役の鶏を味噌で和えて崩していただくのがポイントです。
(だから冷やしクッパではなく、冷や汁なのである!)


材料(1人分)

  • 鶏肉(今回はささみを使用)………1本分
  • ごはん(お冷ご飯でもなんでも可)……お茶わん1杯分位
  • 鶏スープ……180cc位
  • 大葉……4.5枚
  • 味噌、生姜(すりおろし)、味醂、酒、好みの薬味のみょうが、玉ねぎ、ごま、大葉など 適量


1.鶏に火を通す。今回は塩を強めに振ったものを暫く置きそれを茹でました。その出汁を冷やして鶏スープにしています。鶏スープは塩味をつけてきんきんに冷やしておくと美味しい。

2.薬味類を切っておく。紫玉ねぎと大葉の組み合わせが、さっぱりとした鶏の塩味に合っていておすすめです。今回は茗荷を使いました。全体が白っぽいメニューなので紫系が少し入ると映えます。

3.ゆであがった鶏を手でさくか、小口に切って味噌とあわせる。味醂や酒などで味をととのえます。気持ち甘みが入るとよいかと。このとき、鶏の味噌和えがヒトカタマリになる固さを保つのがポイント。味噌は麦味噌にこだわらなくて良いですが、赤味噌系で合えると白味噌のものより野趣味あふれて、塩ベース出汁との対比がよいです。

4.盛り付けます。ご飯は大葉と白ゴマを混ぜ込むと美味しい。その上に鶏の味噌和えをのせ、薬味=紫たまねぎなどをちらして、その上に大葉の細切りをこんもりと盛る。鶏の味噌和えをほぼ隠してしまうと意外性と期待度が上がります。

できあがり!食べ始めは、鶏だし=塩スープをいただき、『中に鶏がはいっております、それを崩しながらお召しあがりください』的なサジェストをする。いやらしい♡
崩して食べていくと、あら不思議、いつもの味噌味の冷や汁に。。
魚の出汁でないので、よりあっさりした仕上がりです。

なめろう感覚で鶏の味噌和えをつまみにして、酒をもう一杯呑むか っていうのもよいかなと。

ご飯は玄米もいいですね。アツヒヤ(ごはんあつい しるつめたい)も良いですが、
サッパリで統一するならヒヤヒヤがおすすめです。


このレシピの原型はオットが作りました。
彼の料理は繊細で丁寧な発想から成り立っています。
それに対峙するかの様に私の作るものは、オトコっぽいらしい。